しかも、それまでの摂取カロリーから大幅にダウンさせると、体も慣れていないので、どうしても体がついていけず、だるくなるでしょう。
このようなことから、食事療法を始めても、1週間くらいでやめてしまう方が多いのです。
これでは糖尿病の治療にはなりませんよね。
治療を続けるためには、ダイエットと一緒で、自分の強い意志が大切ですが、それを見守る家族の存在や、協力も大切です。
本人が食事療法を続けられるように、周囲の人も最大限に協力してあげる必要があります。
最初の苦しい時期を乗り越えられて、体重の減少に繋がれば、だるさも空腹感もなくなり、本人も気分がよくなってくるでしょう。
ですから、そこまでは周囲の協力もお願いしてみましょう。
食事の回数ですが、糖尿病を治療中の方も、やはり、1日3回の食事が望ましいです。
回数を減らして、2食にするようなことはいけませんし、間食は避けなければなりません。
どうしても間食をしてしまったら、次の食事は、その分、ご飯を減らしましょう。
糖尿病の治療中であっても、水は自由に飲めますから、空腹感は水で紛らわします。
体重が減ってくる速度ですが、最初の1年間は、週に1キロくらい順調に落ちるでしょうが、その後は、落ち方も減ってきます。
そして、最終的に標準体重に達したところで、維持するための食事に切り替えましょう。
維持食事においては、仕事量や、生活、環境によって違いますので、病院で相談してみるとよいでしょう。