糖尿病と最新治療法その3

糖尿病 治療

忙しい上に、過食や、運動不足、栄養バランスの乱れ、食事の不規則や、精神的ストレス、睡眠不足など、働き盛りの方は、生活習慣が乱れがちです。

そして、忙しさのあまり、糖尿病と診断されても、すぐに治療を受けないケースが多いのです。

治療を受けなければ、病気が進行して合併症になります。

40歳で糖尿病を発症した人は、そのまま治療を受けずに放置しておけば、45歳ごろになったら、手足の先などに神経障害が出ます。

50歳ごろになれば、網膜の血管に障害が起きて視力が低下します。

60歳ごろになれば、腎機能が低下します。

糖尿病の合併症が怖いところは、進行していても本人は気がつかないケースもあるということです。

糖尿病の家族がいるかた、生活習慣が悪くなっている方は、自己血糖測定器を使って、食後の血糖値を測る習慣をつけてみましょう。

このように、どの世代であっても、糖尿病になる可能性がありますから、検診は必ず受けるようにして、発見したらすぐに適切な治療を受けることが大事です。

最近では、糖尿病の診断基準が改定されてきて、軽症の糖尿病であっても、検査で見逃すことが減りました。

軽症であっても、初期段階で発見できるようになってきましたので、すぐに治療を開始すれば、症状も重症化しないように防ぐことができます。

それから、糖尿病の新しい治療方法として、インクレチン関連薬という、新薬が登場しています。

ですから、早期発見し、早期の段階で、薬によって治療もスタートできれば、糖尿病の症状が発症する前の状態まで、回復することも可能になってきました。

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