糖尿病からくる合併症(7)

糖尿病 症状 原因

あなたの周りや、お知り合いのかたの中に、糖尿病が原因で手足を切断しなければならなくなった、というかたがいらっしゃいませんか。

または、そのようなお話を、お聞きになったことはございませんか。

初めてそのようなお話を聞いたかたは、大概、糖尿病というのは、ずいぶん恐ろしい病気なのだな、と思うそうです。

しかし、糖尿病の知識があまりないために、手足の切断と結びつかないかたも多いようです。

確かに、血糖値が高いことが、何故、手足を切断することになるのか、解りにくいことでしょう。

これは、やはり免疫が落ちてくることや、血液が血管をきちんと流れてゆかないことなどが、そもそもの原因となっています。

その結果、ほんのちょっとした皮膚の傷から細菌が入り込みますと、どんどん化膿してゆくようになるのです。

やがて皮下組織までも化膿して、最悪の場合は骨までもが腐ってしまいます。

生きているのに、手足が腐ってくるのは恐ろしいことですし、その症状はどんどん広がってゆきますから、切断という方法をとるよりほかに方法がなくなってしまいます。

この手足が腐ってゆく症状を「糖尿病性壊疽」と言います。

壊疽が発症しやすいのは、足が一番多いようです。

最初は、何やら黒っぽいあざのようなものが出来始めますので、今現在、そのようなものが足に出来ているかたは、すぐに病院へ行くことをお勧めいたします。

これもまた、発見が早ければ切断を免れることができるからです。

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