人間の腰痛は二足歩行をするようになってから、生じたと考えられます。
したがって、人間である限り腰痛から逃げられないのです。
ただ、人によって腰痛を感じていない元気な人もいるのですから、その違いを知ることが大切です。
病院で治療をしてもらうこともできます。
腰痛の原因となる病気を特定することで、その改善方法も変わってきます。
まずは原因を調べもらいましょう。
一般には整形外科で診察を受けることが多いかもしれませんが、内科系の病気でも腰痛となりますから、注意が必要ですね。
脊椎分離症や脊椎すべり症ではコルセットを付けたり、痛み止めの薬を飲みます。
また、病院で赤外線での温熱療法が一般的です。
腰痛の改善が見られず、日常生活に支障が出る場合には脊椎を固定するために手術が必要となります。
変形性腰椎症はいろいろな治療法があります。
温熱療法、薬物療法、低周波治療、ストレッチ、筋肉トレーニングなどです。
年齢や痛みの程度によって治療法は変わります。
椎間板ヘルニアはまずは安静第一です。
間違ってもストレッチなどをしてはいけません。
もちろん、痛みで動かすこともできないでしょう。
コルセットを付けて、腰の骨を固定します。
腰痛は個人差が大きいため、誰でも同じ治療をするわけではありません。
ただ、痛みのない元気な時に腹筋や背筋を鍛えることを心がけてください。
腰痛となってからの激しい運動は無理です。
筋力を付けておくことで、腰痛を防ぐことができるのです。
若い時から腰痛持ちの人はたくさんいますが、原因や改善方法についての知恵も長く付き合ってきた人ほど、良く知っています。
しかし、本当の原因を知らないと、根本的な改善はできません。
病院に行ったからと言って、確実に腰痛が改善するわけではありません。
明確な原因がわからないからです。
整形外科では湿布と痛み止めをもらうか、電気治療をすることになります。
病院が期待できないならば、自分で腰痛を改善する方法を考えましょう。
幸いにして、多くの経験者がいますから、その人たちの知恵を借りることですね。
まず、腰痛だからと言って安静にしているのは逆効果です。
骨の周りの筋肉を適度に鍛えておかなければならないのです。
激しい運動をするのではなく、腰に負担をかけずに適度なストレッチをするようにしましょう。
腰痛には急性の痛みと慢性の痛みがあります。
急性ならば、何らかの異常が発生していますから、病院で原因を特定できる可能性が高いでしょう。
また、その場合は動かさずに安静にしておくことが大事です。
慢性になると、多少動いても腰痛に変化はありません。
多くの人の腰痛が慢性ですから、慢性の場合の改善方法を調べてみましょう。
慢性の腰痛は温めなければなりません。
決して、冷やしてはいけません。
血行を良くすることで、痛みは和らぐのです。
仕事をしなければならない人はコルセットなどで腰への負担を抑える工夫をしてください。
長時間立ちっぱなしの仕事は腰痛にとって、非常に条件が悪くなります。
腰痛で悩んでいる人の多くが痛みのために歩くことを避けるようになります。
もちろん、ぎっくり腰などは立ち上がることさえできない激痛です。
しかし、腰痛を改善するために歩くことがいいと言われているのも事実です。
腰痛になると痛いため歩かなくなり、それがさらに腰痛を悪化させてしまうのです。
したがって、少し痛みを感じても歩くことを習慣づけることが大切です。
症状によって歩く時間や距離は加減しなければなりません。
また、この場合の腰痛とは慢性的なもので原因も特定できていない場合です。
病気などが原因の場合は運動が逆効果となってしまうこともありますから注意が必要ですね。
さて、腰痛改善の歩き方です。
ただ歩くのではなくポイントを押さえることが大切です。
背中を伸ばして姿勢よくしてから、歩くことが大切です。
歩く時間は毎日15分でいいでしょう。
運動として散歩をしているわけではありませんから、汗をかくほどの運動量は不要です。
時間よりも姿勢が大切であることが実験の結果明らかになっています。
歩いている時は自分の姿勢に注意を払いましょう。
そこに集中すれば、腰痛のことを考えずに済むからです。
痛みを感じなければ、スムーズに歩くことができます。
それによってだんだんと改善していくのです。
歩くことを義務だと思うのではなく、楽しみだと思うことも大事です。
気持ちが腰痛を改善してくれるのです。
ただ、自己判断するのは危険です。
整形外科などで一度診察してもらうことを忘れないようにしてください。
腰痛を改善するためには体操を適度にして、同じ姿勢を続けないことが大切だと言われています。
確かに体操をすることで腰痛が改善する場合もたくさんあります。
しかし、原因によっては変化がない人もいるのです。
そのような人は原因の追究をするのではなく、別の手段で改善することを考えましょう。
その一つが食事です。
食生活を変えることで腰痛が改善することがあるのです。
腰痛を改善するために背骨の周りの筋肉を鍛えるといいと言われています。
しかし、十分な栄養を摂らずに運動だけをしても、筋肉を付けることができません。
筋肉の元となる食材を積極的に摂るようにしましょう。
力を付けるための食材をパワーフードと言います。
どのようなものがパワーフードなのでしょうか。
一般的なファーストフードはすべてパワーフードにはなりません。
つまり、健康に良くないと言うことです。
炭水化物がエネルギーの元ですが、同じ炭水化物でも複数の材料で作られた複合炭水化物が重要なのです。
具体的にはご飯や、うどん、スパゲティなどの麺類です。
ビタミンとミネラルも大事ですね。
これらの栄養素はパワーフードからエネルギーを取り出す役割を担っています。
野菜や果物もいいですね。
このように考えるとバランスの取れた食事をすればいいことがわかります。
それから、重要なのは食事の回数です。
1日中仕事をしている人は、3度の食事ではなく5度の食事をおすすめします。
もちろん、2食はおやつの時間です。
気軽に食べられる栄養価の高いものを食べましょう。