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糖尿病からくる合併症(4)

糖尿病 症状 原因

血糖値が高いというのは、本当にたくさんの良くない症状を発症させます。

「糖尿病性神経障害」も、血糖値が高いことが原因で起こる三大合併症のひとつです。

神経障害と言われても、どのような症状であるのか、ちょっとピンと来ないのではないかと思います。

これは、末梢神経の伝達作用に障害が起こってしまう症状ですので、全身のあらゆる部分にさまざまな障害が発生します。

しかも、この神経障害が、三大合併症の中でももっとも早く症状として現れてきます。

なぜ、高血糖が原因で神経にまで障害が起こってくるのかと申しますと、やはり血管に障害が起きてくるからなのですね。

神経細胞に栄養を送っているのも血管なのですから、そこに障害が起こると、神経そのものにも障害が起きてくるのは想像がつきますね。

そして、血管内にはブドウ糖が有り余っているわけですが、それが「ソルビトール」というものに変化して、神経細胞にどんどんたまってゆくことになります。

そうしますと、今度はそれが原因となって神経細胞がちゃんと機能しなくなってしまうのです。

それが、糖尿病性神経障害と呼ばれる症状を引き起こすと言われています。

現在のところは、まだそうであると断言できるところまで研究が及んでいません。

確実な証明が出来ていないのですね。

ですが、血糖値が高ければ、やがて神経障害が発生しますので、どのような経路で起こるものであれ、高血糖にはくれぐれも注意しなくてはなりません。

糖尿病からくる合併症(3)

糖尿病 症状 原因

糖尿病にかかるとやがて発症する合併症の中でも、とくに多くのかたに発症するものを「三大合併症」と呼んでいますが、今回はその中から「糖尿病性腎症」についてお話することにいたしましょう。

糖尿病性腎症というのは、その文字からもお分かりの通り、腎臓に障害が起こってきます。

網膜と同じように、腎臓もまた細い血管がたくさん集まっている臓器ですので、血糖値が高い状態が続くことが原因となって血管を血液が流れにくくなったり、詰まってしまったりという症状が起こってくるのです。

ですが、この症状は通常、とてもゆっくりと進行してゆきます。

腎症になってから30年前後くらいで腎不全になり、腎臓の機能が停止するという感じですね。

ですから、徐々に腎臓が蝕まれていることに気付かないことも多いです。

腎臓の機能が停止したからといっても、すぐに命が危ぶまれるわけではありません。

人工透析という方法がありますね。

現在、我が国で、この人工透析を行っているかたは、20万人以上もいらっしゃるそうです。

あなたのお知り合いにもいらっしゃいませんか。

どんなに大変であるか、お聞きになったことはないでしょうか。

本来であれば、腎臓がするべき仕事を機械でやってもらうのが人工透析なのです。

週に3~4日、一回3~5時間程度もかかるので、日常生活にも支障がでます。

血糖値が高いことが原因で、このような事にもなってしまうのですね。

しかし、早期の治療によって人工透析を免れることが出来ます。

とにかく早い発見のために、日々、身体の調子に注意を払ってください。

糖尿病からくる合併症(2)

糖尿病 症状 原因

血糖値が高くても、酷い症状が出ないからといって、たいしたことないとご自身で決めつけるのは本当に危険なことです。

血糖値が高い状態がしばらく続くようであれば、それはすでに糖尿病であり、糖尿病であるにもかかわらず、それを放っておきますと。

恐ろしい三大合併症の症状が表れてくるようになるでしょう。

最初は、三大合併症のうちのひとつの症状だけのかたもいらっしゃるでしょう。

最初から、三つの合併症、全ての症状が出てくるかたもいらっしゃるでしょう。

どれか、ひとつだけでも愕然とするような結果が待っているのです。

ひとつずつお話してゆくことにいたしましょう。

今回は「糖尿病性網膜症」についてです。

実は、成人してから失明するかたの原因のトップが、この「糖尿病性網膜症」です。

つまり、血糖値が高い状態を長い間、放っておきますと、やがて失明する可能性が高いということです。

糖尿病と診断されてから15年以上たっているかたがたの半数程度は、網膜に異常が見られるそうです。

どうして血糖値が高いことが原因で、網膜に異常をきたすのか説明してゆきましょう。

網膜という部分には、無数の細い血管が通っていますが、血糖値が高いということは、血液の中に糖分が多量に含まれているということですから、どろどろした血液が細い血管を流れてゆくのが困難になってゆくのです。

血液の流れが止まってしまったり、出血を招くこともあるでしょう。

そして、やがて網膜剥離という状態になり、ついには失明へと悪化してゆきます。

せめてもの救いなのは、糖尿病性網膜症は、進行がゆっくりだということですね。

糖尿病からくる合併症(1)

糖尿病 症状 原因

糖尿病になると、合併症が怖いということは、あなたも一度くらい耳にしたことがありますでしょう。

それは紛れもない事実です。

血糖値が高いことが原因の症状は数多くありますが、まだそれほど大打撃というほどの症状ではないと思います。

だからこそ、たいしたことないだろうと、あまり重要視せず、そのまま放っておくかたもまた多いのです。

ところが、放っておくと症状は回復するどころか、どんどん悪い方に進行してしまい、ついには合併症を引き起こしてしまいます。

合併症の症状は、どなたにとりましても、かなりの大打撃であろうと思われます。

ですから、合併症にならないためにも、早期発見と早期治療が大切なのです。

糖尿病の合併症は、大きく二つに分けられます。

ひとつは、「急性合併症」と言われるもので、急に重い症状が発症して、そのままどんどん進行し、極めて短期間で死に至る危険もあるという非常に怖いタイプ。

もうひとつは「慢性合併症」と言われるもので、時間をかけてゆっくりと進行してゆくタイプです。

また、糖尿病の合併症は、もっとも発症する確率が高い合併症を指して「三大合併症」と言われています。

当然ながら、どれも血糖値が高い状態を放っておくことが原因で発症します。

ひとつは、「糖尿病性網膜症」と言われるもので、目に症状が表れます。

もうひとつは、「糖尿病性腎症」と言われるもので、腎臓に症状が表れます。

さらにもうひとつは、「糖尿病性神経障害」と言われるもので、神経に症状が表れます。