腰痛の原因となる病気について考えてみましょう。
一般には腰痛を治すために整形外科で診てもらう人が多いでしょう。
整形外科でわかることは腰椎や椎間板などの骨の異常です。
腰回りの骨に異常があれば、腰痛の原因となるからです。
しかし、特に異常が見られない人の方が多いのです。
したがって、原因もわからず腰痛が改善することはありません。
整形外科で診断される病気としては椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症があります。
椎間板ヘルニアは背骨のクッション部分がその役割を果たしていないために痛みとなる病気です。
簡単に改善する病気ではありませんから、日ごろからの注意が必要です。
原因は老化によるものではないため、若い人でも椎間板ヘルニアになっている人もいます。
脊柱管狭窄症の場合は、鋭い痛みで歩行ができなくなるケースもあります。
休憩していると腰痛は改善します。
背骨の変形などが原因とされているため、完治は難しく対処療法がメインとなります。
また、内臓の病気によっても腰痛となります。
これは内臓の痛みが腰に感じられるからです。
じっとしていても腰痛が改善しない場合には内臓疾患が疑われます。
内科で診察してもらうことが大切です。
痛みを和らげる薬では一時的な改善しかできません。
患部を温めることによって、痛みが改善することが多いようです。
いずれにしても、自分の腰痛の原因をはっきりさせることが大切です。
自分だけがわかる症状もあります。
医師に詳しい症状を説明できるように、メモを取っておくのもいいでしょう。
太っている人には膝痛が多いと考えられていますが、腰痛と体形の関係はどうなのでしょうか。
太っていると腰痛になりやすいのでしょうか。
腰痛の原因はたくさんありますが、改善するためにダイエットをすればいいと言うことではありません。
一般的に肥満は様々な病気の原因となります。
腰痛に限らないのです。
ただ、腰痛を患っている人は痩せている人もたくさんいます。
結論から言えば、腰痛と体形には関係ないでしょう。
腰痛の原因として背筋や腹筋が弱いことが挙げられます。
太っていても背筋を鍛えておけば腰痛は改善するのです。
もっとも、太っている人が背筋を鍛えるかどうかは別です。
背筋を鍛えているなら、太っていないはずですね。
腰痛の原因は内臓疾患の場合もあります。
腰の周りの神経が圧迫されて腰痛となるのです。
ただ、病院で検査してもらっても腰痛が完全に改善することは稀です。
医師にも明確な原因がわかっていないからです。
日常生活に支障をきたすような腰痛であれば、何らかの対策をすることが大切です。
自分で対処できるならばいいのですが、専門医で相談してもらうことが大切です。
自分の腰痛は自分が良くわかっているでしょう。
どのようなことをすれば痛くなるのか、痛みを改善するにはどうすればいいのか経験済みなのです。
長い人生の中で、腰痛と付き合っている時間が長い人もたくさんいます。
若い時から腰痛持ちなのです。
体形を考えるよりも、腰痛の原因を突き止めることが大切かもしれません。
腰痛を改善するための方法として薬を飲む方法があります。
どのような場合に、どのような薬を飲めばいいのでしょうか。
病院で処方される薬や薬局で市販されている薬もあります。
市販されている薬をいくつかを紹介しましょう。
もちろん、薬だけで改善すればいいのですが、改善の兆しがない場合は整形外科で診察してもらうことが大切です。
ある時期から腰痛が始まった場合、その原因が自分でわからないのであれば、何らかの病気になっていることも否定できません。
癌が原因で腰痛が発生することも稀ではありません。
薬局で市販されている腰痛の薬は基本的に痛み止めです。
対処療法に過ぎませんから、過度の期待はすべきではありません。
アセトアミノフェンは幼児でも服用できる薬になっています。
炎症を抑える効果はあまり強くないため、即効性はないでしょう。
アスピリンはポピュラーな名前ですが、腰痛に限らない一般的な痛み止めです。
ただし、別の薬を飲んでいる人は併用できないケースがありますので注意が必要です。
特に血液をサラサラにする薬が要注意です。
痛み止めの薬を飲む時は自分が持っている病気との関連を調べておきましょう。
病気によって飲むべきではないケースもたくさんあるからです。
痛み止めの薬は腰痛だけではなく、全身に作用します。
そのため影響が大きいのです。
一般的な湿布薬や塗り薬は特定の患部に体外から作用させるものです。
これで治る腰痛は、無理な姿勢による筋肉疲労の場合だけでしょう。
腰痛を若い時から感じているのに治らないのはどうしてでしょうか。
それは原因がわからず、適切な改善方法を処方することができないからです。
一般に腰痛の原因を特定できるのは2割にも満たないと言われています。
もちろん、仕事が原因で腰痛になっている場合には、病気とは言えません。
しかし、それを長い間続けていると、仕事を辞めても腰痛が収まらなくなります。
その時点では腰痛の原因はわからなくなっているのです。
腰痛と姿勢の関係はいろいろと言われていますが、こうすれば確実に腰痛が改善するとは言えないのが現実です。
腰痛改善のための情報はたくさんありますが、その信ぴょう性を疑うようなものもあります。
したがって、余計に混乱してしまうこともあるのです。
まずは整形外科などで診察をしてもらうことから始めましょう。
ただ、そこで完治することを期待してはいけません。
対処療法をするだけだからです。
腰痛を完治するための方法が明確になっていれば、これほど多くの人が腰痛で悩んでいません。
腰の骨や背骨に異常があると腰痛になりやすいと言うことは想像できますが、どうすれば改善するのでしょう。
姿勢を正しく保つためにインナーマッスルを鍛えることが推奨されるようになりました。
確かに医学的な信ぴょう性が高いと感じられます。
まずは自分で試してみることが大切です。
また、腰痛になっていない人が腰痛対策をすることも大切です。
腰痛になってから、姿勢を強制することは痛みを伴うため難しいでしょう。