腰痛を若い時から感じているのに治らないのはどうしてでしょうか。
それは原因がわからず、適切な改善方法を処方することができないからです。
一般に腰痛の原因を特定できるのは2割にも満たないと言われています。
もちろん、仕事が原因で腰痛になっている場合には、病気とは言えません。
しかし、それを長い間続けていると、仕事を辞めても腰痛が収まらなくなります。
その時点では腰痛の原因はわからなくなっているのです。
腰痛と姿勢の関係はいろいろと言われていますが、こうすれば確実に腰痛が改善するとは言えないのが現実です。
腰痛改善のための情報はたくさんありますが、その信ぴょう性を疑うようなものもあります。
したがって、余計に混乱してしまうこともあるのです。
まずは整形外科などで診察をしてもらうことから始めましょう。
ただ、そこで完治することを期待してはいけません。
対処療法をするだけだからです。
腰痛を完治するための方法が明確になっていれば、これほど多くの人が腰痛で悩んでいません。
腰の骨や背骨に異常があると腰痛になりやすいと言うことは想像できますが、どうすれば改善するのでしょう。
姿勢を正しく保つためにインナーマッスルを鍛えることが推奨されるようになりました。
確かに医学的な信ぴょう性が高いと感じられます。
まずは自分で試してみることが大切です。
また、腰痛になっていない人が腰痛対策をすることも大切です。
腰痛になってから、姿勢を強制することは痛みを伴うため難しいでしょう。
腰痛の原因は老化によるものなのでしょうか。
年齢別に腰痛があるかどうかを調べた結果があります。
これによると腰痛を訴えている年代は30代、40代が最も多く、それ以降の高齢者は減少傾向にあります。
このことから、腰痛の原因が老化ではないことがわかります。
老化による痛みとしては膝痛が多くなっているのです。
腰痛を初めて感じるようになった年齢を調べてみると、20代の人が2割弱です。
そして、30代、40代が2割強です。
つまり、若い時から腰痛を患っているのです。
腰痛の原因を調べることでその改善方法を見つけることができます。
しかしながら、原因を特定することが難しいのも事実です。
整形外科で調べてもらっても、明らかな異常が見つかることは稀だからです。
原因がわからないのですから、改善することも難しくなります。
腰痛の治療法はたくさんあります。
ただ、冷やせばいいのか、温めればいいのかと言った逆の治療法がありますから、対処が難しいのです。
一般に慢性的な腰痛と急性の腰痛は治療法が変わります。
若い時から腰痛持ちであれば、自分の経験からどのような対処をすればいいのかわかっているのです。
ただ、完全に腰痛から解放されることがないため、いつもスッキリしない状態なのです。
何とかしたいと考える人は、いくつもの整形外科で検査をしてもらったり、内科で調べてもらったりします。
深刻な病気でなければ、コルセットなどで補強することである程度痛みを抑えることができます。
劇的な腰痛の改善は無理なのでしょう。
人間の腰痛は二足歩行をするようになってから、生じたと考えられます。
したがって、人間である限り腰痛から逃げられないのです。
ただ、人によって腰痛を感じていない元気な人もいるのですから、その違いを知ることが大切です。
病院で治療をしてもらうこともできます。
腰痛の原因となる病気を特定することで、その改善方法も変わってきます。
まずは原因を調べもらいましょう。
一般には整形外科で診察を受けることが多いかもしれませんが、内科系の病気でも腰痛となりますから、注意が必要ですね。
脊椎分離症や脊椎すべり症ではコルセットを付けたり、痛み止めの薬を飲みます。
また、病院で赤外線での温熱療法が一般的です。
腰痛の改善が見られず、日常生活に支障が出る場合には脊椎を固定するために手術が必要となります。
変形性腰椎症はいろいろな治療法があります。
温熱療法、薬物療法、低周波治療、ストレッチ、筋肉トレーニングなどです。
年齢や痛みの程度によって治療法は変わります。
椎間板ヘルニアはまずは安静第一です。
間違ってもストレッチなどをしてはいけません。
もちろん、痛みで動かすこともできないでしょう。
コルセットを付けて、腰の骨を固定します。
腰痛は個人差が大きいため、誰でも同じ治療をするわけではありません。
ただ、痛みのない元気な時に腹筋や背筋を鍛えることを心がけてください。
腰痛となってからの激しい運動は無理です。
筋力を付けておくことで、腰痛を防ぐことができるのです。
不自然な姿勢を続けていると腰痛になることは誰でも経験済みでしょう。
仕事が原因で腰痛となる場合には、それを改善するための方策を考える必要があります。
最近は介護保険の利用によって介護労働に従事する人が増加しています。
介護労働においては中腰の姿勢になることが多く、労働者の腰痛が問題となっているのです。
介護労働者は賃金が悪い割に重労働です。
女性が多く働いているために、男性主体の職場に比べると低賃金となっているのです。
ここでの腰痛の原因は明白です。
ただ、原因を取り除くことは難しい点が問題として提起されているのです。
介護者を移動させる時に、抱える必要があります。
これらの労働は腰痛の原因になることは容易に想像がつきます。
私たちが腰痛をイメージする時に、ストレッチなどをすればいいではないかと思ってしまいます。
しかし、過度の負荷をかけている仕事であれば、それは気休めに過ぎません。
自動車や病院内の設備であれば、リフトを設置しているところもあります。
自宅で介護する場合にはそのような設備を期待することはできないでしょう。
労働環境の整備のために、一般の労働における規定があります。
重量物を扱う職場では機械の導入が明記されているのです。
しかし、介護の現場においてはそのような指針はありません。
現実的に機械を導入するすべがないからです。
労働環境を改善する方向に社会が動いていくためには、まだ時間が必要でしょう。
これからも介護労働者は増加するのですから、その労働環境の改善は急務と言えます。