糖尿病は、遺伝的要素が強い病気ではありますが、だからといって、親族に糖尿病のかたがいらしても、まったくなんともないかたもいらっしゃいます。
と、言うことは、何かしら糖尿病になりやすい体質を遺伝で受け継いでいるとしても、その後の生活習慣によっては、糖尿病を発症しなくても済むのだ、ということでもありますね。
遺伝的な要素はあっても、それだけが原因で誰もが糖尿病になるわけではありませんので、まずは安心してください。
それでは、どのような事に気を付ければ、糖尿病になりにくいのでしょう。
やはり、真っ先に気を付けるべきことは、食事と運動でしょう。
油っこいものや、甘いものを多く摂る食生活もちろんのこと、炭水化物やタンパク質でさえ、食べ過ぎはいけません。
なにしろ、糖尿病の症状が出てくる人の多くは肥満のかただからです。
糖尿病になってしまいますと、今度はそのようなかたも痩せてくるのですが、初期の段階では肥満のかたが多いです。
肥満というのは食生活が原因なわけで、好きなものばかり食べていたり、毎食、お腹いっぱいになるまで食べているためにそうなってしまうのです。
糖尿病になりますと厳しい食事制限もついてまわりますから、お好きなものが食べられなくなってしまいますよ。
また、そのようなかたに限って、運動もほとんどしていません。
運動どころか、家と会社の往復だけが身体を動かす唯一の時間となっているかたも多いです。
特別な運動でなくとも、歩く距離を延ばしていつもより早足で歩くなど、そのようなことで良いのです。
少し血糖値が高めだと言われたかたは、今すぐにでもこれらのことを実行しましょう。
なんらかの症状が表に出るころには、もう遅いということを忘れないようにしてください。