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    特に目の病気は、糖尿病が長く続いた患者さんに多く起こっています。私の知り合いでも、糖尿病を長く治療中の方がいますが、最終的には、目がかなり悪くなってきました。年 ...

    2017/05/19

    糖尿病 治療

糖尿病からくる合併症(5)

糖尿病 症状 原因

糖尿病、つまり血糖値が高いことが原因で発症する合併症のうち、もっとも多くのかたに現れやすいものを「三大合併症」と言いますが、それ以外の合併症も多数、あります。

ある人には、三大合併症よりも、その他の合併症のほうが強い症状で出てくるかもしれません。

三大合併症以外の合併症でも、決して油断がならないものばかりですので、その他の合併症につきましても、よく覚えておいていただきたいと思います。

特に、現在、血糖値が高めのかたは、これから先、細心の注意を払うためにも読んでおいたほうが良いでしょう。

血糖値が高いということは、血液中に糖がたくさんありすぎて、細い血管を上手く血液が流れないということですから、それを考えますと、他に現れる症状もいくつか想像がつくのではないでしょうか。

まず一つには動脈硬化ですね。

動脈硬化は文字通り、動脈が硬化してゆくという症状の病気です。

硬化する原因となるのは、脂肪やコレステロールで、これらが血管の内壁に蓄積してゆくため、血管が硬くなってゆくのです。

硬くなるというのは、丈夫になるということではありませんよ。

柔軟性がなくなり、ちょっとした刺激が原因で切れやすくなってしまうということなのです。

脂肪やコレステロールでいっぱいの血液のなかに、さらに糖分が加わったなら、ただでさえ動脈硬化になりやすいのに、どんどん拍車がかかることになりますね。

そして、心臓や脳の血管が詰まったり、切れたりしたら大変なことになるのは、お分かりですね。

糖尿病の合併症はどれも本当に怖いです。

糖尿病の合併症その3

糖尿病 治療

特に目の病気は、糖尿病が長く続いた患者さんに多く起こっています。

私の知り合いでも、糖尿病を長く治療中の方がいますが、最終的には、目がかなり悪くなってきました。

年齢のせいもあるでしょうが、今はほとんど目が見えていないようで、生活にとても困っている様子です。

目の治療も出来ず、視力が著しく低下したまま、日常生活をしています。

このように、糖尿病は、症状が進むと目に、いろいろな影響が出てきますが、網膜症や、白内障などが合併症としていちばん多いものです。

網膜症は、網膜の細い血管の中に、小さなコブが出来てしまったり、出血が起きたりして、視力が著しく悪くなる病気です。

糖尿病の治療で、この網膜症を防ぐためには、正しい治療を受けることはもちろんですが、細小血管の病変を変化させてしまうような要素があるほかの病気、例えば、高血圧などもちゃんと治療することが大切です。

心臓病の中で、糖尿病と最も関係のあるものは、冠状動脈硬化です。

この動脈硬化があると、狭心症、また、心筋梗塞が起きやすくなります。

日本人は、もともと高血圧の方が多いですが、糖尿病になってしまうと、通常よりも高血圧が起きやすい体になります。

ですから、動脈硬化に高血圧が合わさると、脳卒中が起きやすくなります。

そして、糖尿病を治療している方が、脳卒中になってしまうケースにおきましては、ほとんどが脳出血ではなく、脳血栓なのです。

脳血栓は、脳梗塞、また、脳軟化症があげられます。