糖尿病の症状は、徐々に、体中、いろいろな場所に現れてきます。
糖尿病の症状が軽い場合、本人も見過ごしてしまうものです。
ひどくならないと気がつかないため、治療も遅れてしまいます。
ですから、肥満の方など、糖尿病になりやすい人は、中年以後、特に症状がなくても、定期的に診断を受けたほうが良いでしょう。
また、親が糖尿病の方などは、遺伝する可能性も強いので、積極的に定期健診を受けるようにして早期、発見と早期、治療に努めてください。
では、糖尿病だと自分でわかるような症状としては、どのようなものがあるのでしょうか。
排尿の回数や量が多くなることです。
尿に糖が排泄される際、血液中の水分を尿に引き寄せます。
ですから、糖尿病にかかると、排尿の回数が増えて、同時に尿の量も増えます。
そして、夜間に、何度も起きてトイレに行くようになります。
また、尿の中にはブドウ糖が出ますので、尿に独特な臭いがしたり、泡立ちが目立ってきたりするようになるでしょう。
糖尿病も、他の病気も、治療は早いほうが良いに決まっていますので、トイレがやたらと近くなったり、量が増えたり、臭いがしたり、そんな症状に思い当たる方は、早めに受診しましょう。
それから、糖尿病になると、尿の量が多くなるので、とにかく、喉が渇くようになります。
水分補給は通常の方でもまめに行うものですが、糖尿病になると、異常なくらい、水やお茶を飲むようになるそうです。
1日中、水分補給を大量にするようになり、寝ている間なども、夜中に起きて、水を飲む方も多いようです。