糖尿病になると、合併症が怖いということは、あなたも一度くらい耳にしたことがありますでしょう。
それは紛れもない事実です。
血糖値が高いことが原因の症状は数多くありますが、まだそれほど大打撃というほどの症状ではないと思います。
だからこそ、たいしたことないだろうと、あまり重要視せず、そのまま放っておくかたもまた多いのです。
ところが、放っておくと症状は回復するどころか、どんどん悪い方に進行してしまい、ついには合併症を引き起こしてしまいます。
合併症の症状は、どなたにとりましても、かなりの大打撃であろうと思われます。
ですから、合併症にならないためにも、早期発見と早期治療が大切なのです。
糖尿病の合併症は、大きく二つに分けられます。
ひとつは、「急性合併症」と言われるもので、急に重い症状が発症して、そのままどんどん進行し、極めて短期間で死に至る危険もあるという非常に怖いタイプ。
もうひとつは「慢性合併症」と言われるもので、時間をかけてゆっくりと進行してゆくタイプです。
また、糖尿病の合併症は、もっとも発症する確率が高い合併症を指して「三大合併症」と言われています。
当然ながら、どれも血糖値が高い状態を放っておくことが原因で発症します。
ひとつは、「糖尿病性網膜症」と言われるもので、目に症状が表れます。
もうひとつは、「糖尿病性腎症」と言われるもので、腎臓に症状が表れます。
さらにもうひとつは、「糖尿病性神経障害」と言われるもので、神経に症状が表れます。