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  • 糖尿病と最新治療法その1

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    2017/05/01

    糖尿病 治療

  • 糖尿病と最新治療法その2

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    糖尿病 治療

  • 糖尿病と最新治療法その3

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    糖尿病 治療

  • 糖尿病と最新治療法その4

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    2017/05/01

    糖尿病 治療

糖尿病と最新治療法その1

糖尿病 治療

糖尿病は日本人に多く見られる疾患で、生活習慣病が引き起こす病気です。

日本は生活習慣の欧米化が原因となって、肥満や成人病になる人が増え、さらには、糖尿病患者が増え続けています。

みなさんの周囲にも、糖尿病を治療中の方がひとりやふたり、いらっしゃるでしょうね。

健康な方の場合は、血液中にあるブドウ糖は、すい臓から分泌されている、ホルモンである、インスリンの作用によって、肝臓や筋肉に取り込まれています。

インスリンが正しく作用することで、いつも血液の中のブドウ糖は、一定の範囲の量に保たれています。

ですが、インスリンの分泌が減ってしまったり、作用が低下したりすると、血液の中では、血糖値の高い状態が継続してしまうようになります。

これが糖尿病です。

糖尿病は、中高年だけでなく、広い年代層で増えている病気です。

現在は、子どもであっても、大人と同じような糖尿病患者が増えているので、早期に発見して、適切な対処、治療をしなければなりません。

また、親が糖尿病の場合、子供も同じく糖尿病を発症する人が多く、遺伝も関係しているといわれています。

ですから、症状が出ないうちで、自覚症状がなくても、定期的な検診で発見していかなければなりません。

それから、妊娠している方は、一時的に糖尿病状態になることもあります。

そのまま放置してしまうと、おなかのなかの胎児にも、当然、悪い影響が出てくるため、早く糖尿病を見つけて、正しく対処することが大切です。

糖尿病と最新治療法その2

糖尿病 治療

妊娠中は、昔からの間違った考え方で「2人分、食べなければならない」と過食を正当化する傾向があります。

そして、どうしても、おなかがすくようになりますので、ついつい、食べすぎてしまう妊婦さんが多いのですが、肥満になってしまうと、子供のためにもよくありません。

肥満になると、インスリンの働きが低下してしまう上、妊娠中に起こる、食事の好みの変化、また、間食の多さなども、血糖値をあげることになります。

治療法としては、やはり、食事と運動を中心に生活習慣を改善していき、必要に応じて、インスリン注射も行います。

妊婦で糖尿病になってしまったかたは、食事の内容を書き留めておく、食後、血糖値を計って記録しておくことをしましょう。

妊娠糖尿病の発見で、それまでの食生活を改善して無事に出産したケースは多いです。

妊娠糖尿病は、放置しないこと、適切な治療をすることが赤ちゃんのためにも大切なのです。

それから、働き盛りである、中年層の人が糖尿病を発病するケースも目立って増加していますので、糖尿病を発病しないように、正しい生活習慣を送ることが大切です。

高齢者の場合は、糖尿病をいつ発症したのか、年数によっても治療方法や対処が違ってきます。

かつて糖尿病と言えば、50代から60代で発症する方が多かったです。

ですが、最近では働き盛りの30代でも糖尿病になりやすい体質の方が増えました。

それもこれも、生活習慣の悪さが原因となり、肥満体質の方が増えたことも関係しています。

糖尿病と最新治療法その3

糖尿病 治療

忙しい上に、過食や、運動不足、栄養バランスの乱れ、食事の不規則や、精神的ストレス、睡眠不足など、働き盛りの方は、生活習慣が乱れがちです。

そして、忙しさのあまり、糖尿病と診断されても、すぐに治療を受けないケースが多いのです。

治療を受けなければ、病気が進行して合併症になります。

40歳で糖尿病を発症した人は、そのまま治療を受けずに放置しておけば、45歳ごろになったら、手足の先などに神経障害が出ます。

50歳ごろになれば、網膜の血管に障害が起きて視力が低下します。

60歳ごろになれば、腎機能が低下します。

糖尿病の合併症が怖いところは、進行していても本人は気がつかないケースもあるということです。

糖尿病の家族がいるかた、生活習慣が悪くなっている方は、自己血糖測定器を使って、食後の血糖値を測る習慣をつけてみましょう。

このように、どの世代であっても、糖尿病になる可能性がありますから、検診は必ず受けるようにして、発見したらすぐに適切な治療を受けることが大事です。

最近では、糖尿病の診断基準が改定されてきて、軽症の糖尿病であっても、検査で見逃すことが減りました。

軽症であっても、初期段階で発見できるようになってきましたので、すぐに治療を開始すれば、症状も重症化しないように防ぐことができます。

それから、糖尿病の新しい治療方法として、インクレチン関連薬という、新薬が登場しています。

ですから、早期発見し、早期の段階で、薬によって治療もスタートできれば、糖尿病の症状が発症する前の状態まで、回復することも可能になってきました。

糖尿病と最新治療法その4

糖尿病 治療

医学が日夜、進歩していて、新しい治療法が出てくることは、糖尿病患者にとって、また糖尿病予備軍にとって、とても明るいニュースだと思います。

改定された糖尿病の診断基準において、チェックされるのは血糖値だけではありません。

HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)と呼ばれている、過去1ヶ月から2ヶ月間の平均血糖がわかる値が現在では、使われるようになっています。

糖尿病の診断には、どのようなことが現在のチェック項目になっているのかと言いますと、空腹時や、ブドウ糖負荷後の2時間、また、随時、これらの血糖値のいずれかが、基準値を超えていること。

それから、HbA1cが6.1パーセント以上であることです。

このような方は糖尿病と診断されています。

また、これまで行われていた糖尿病の治療は、みなさんもご存知のように、食事療法と運動療法が基本でした。

それで不十分だと考えられる場合、薬が使われていました。

さらに、症状が悪化すれば、インスリン製剤を使っていました。

ですが、最新の糖尿病治療法では、早い段階からインクレチン関連薬も使って、薬物療法を積極的に取り入れています。

必要に応じて、糖尿病を発症した直後からでも、すぐにインスリン製剤も使う治療がスタートしています。

これによって、血糖値をよい状態にキープし、インスリンを分泌している、すい臓の機能が良い状態に保たれ、標準的な血糖値を維持することが可能になります。

もし、症状が出る前に発見できて、体に不自由が起こらないまま、治療によって回復できるとしたら、それはとても素晴らしいことだと思います。