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    2017/05/31

    糖尿病 症状 原因

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    2017/05/30

    糖尿病 症状 原因

糖尿病からくる合併症(2)

糖尿病 症状 原因

血糖値が高くても、酷い症状が出ないからといって、たいしたことないとご自身で決めつけるのは本当に危険なことです。

血糖値が高い状態がしばらく続くようであれば、それはすでに糖尿病であり、糖尿病であるにもかかわらず、それを放っておきますと。

恐ろしい三大合併症の症状が表れてくるようになるでしょう。

最初は、三大合併症のうちのひとつの症状だけのかたもいらっしゃるでしょう。

最初から、三つの合併症、全ての症状が出てくるかたもいらっしゃるでしょう。

どれか、ひとつだけでも愕然とするような結果が待っているのです。

ひとつずつお話してゆくことにいたしましょう。

今回は「糖尿病性網膜症」についてです。

実は、成人してから失明するかたの原因のトップが、この「糖尿病性網膜症」です。

つまり、血糖値が高い状態を長い間、放っておきますと、やがて失明する可能性が高いということです。

糖尿病と診断されてから15年以上たっているかたがたの半数程度は、網膜に異常が見られるそうです。

どうして血糖値が高いことが原因で、網膜に異常をきたすのか説明してゆきましょう。

網膜という部分には、無数の細い血管が通っていますが、血糖値が高いということは、血液の中に糖分が多量に含まれているということですから、どろどろした血液が細い血管を流れてゆくのが困難になってゆくのです。

血液の流れが止まってしまったり、出血を招くこともあるでしょう。

そして、やがて網膜剥離という状態になり、ついには失明へと悪化してゆきます。

せめてもの救いなのは、糖尿病性網膜症は、進行がゆっくりだということですね。

糖尿病からくる合併症(1)

糖尿病 症状 原因

糖尿病になると、合併症が怖いということは、あなたも一度くらい耳にしたことがありますでしょう。

それは紛れもない事実です。

血糖値が高いことが原因の症状は数多くありますが、まだそれほど大打撃というほどの症状ではないと思います。

だからこそ、たいしたことないだろうと、あまり重要視せず、そのまま放っておくかたもまた多いのです。

ところが、放っておくと症状は回復するどころか、どんどん悪い方に進行してしまい、ついには合併症を引き起こしてしまいます。

合併症の症状は、どなたにとりましても、かなりの大打撃であろうと思われます。

ですから、合併症にならないためにも、早期発見と早期治療が大切なのです。

糖尿病の合併症は、大きく二つに分けられます。

ひとつは、「急性合併症」と言われるもので、急に重い症状が発症して、そのままどんどん進行し、極めて短期間で死に至る危険もあるという非常に怖いタイプ。

もうひとつは「慢性合併症」と言われるもので、時間をかけてゆっくりと進行してゆくタイプです。

また、糖尿病の合併症は、もっとも発症する確率が高い合併症を指して「三大合併症」と言われています。

当然ながら、どれも血糖値が高い状態を放っておくことが原因で発症します。

ひとつは、「糖尿病性網膜症」と言われるもので、目に症状が表れます。

もうひとつは、「糖尿病性腎症」と言われるもので、腎臓に症状が表れます。

さらにもうひとつは、「糖尿病性神経障害」と言われるもので、神経に症状が表れます。

糖尿病の症状(7)

糖尿病 症状 原因

血糖値の高さが原因で現れる症状の多くは、血糖値がとくに高くない健康なかたであっても、同じような症状が出る場合がありますから、本当にその区別は難しいです。

ですが、糖尿病の症状はたったひとつだけが表れてくるわけではなく、あれもこれも同時に出てくる場合が多いので、ご自身のことでもありますから、いつもと違うと少しでも感じたのなら、よく注意を払っていてください。

さて、血糖値が高いことが原因となって出てくる症状のひとつとして、細菌などに感染しやすくなるということも挙げられます。

風邪をひきやすくなるのはもちろんのこと、膀胱炎などにもなりやすくなります。

そして、目に見えてわかりやすいのは、皮膚にさまざまな症状が表れます。

たとえば、それまで出来たことがなかったような、おできが出来たり、虫刺されでもないのに、あちらこちらが痒くなったりという症状ですね。

さらには、ちょっとした傷がなかなか治らなくて、そのうち化膿してしまったり、足に潰瘍が出来るかたもいらっしゃいます。

手や足に水泡が出来るかたもいらっしゃいますし、下腿に橙色の斑点が出来てくるかたもいらっしゃいます。

急に赤ら顔になるかたもいらっしゃいます。

そして、一旦このような症状が出てまいりますと、治りにくくもなってきます。

この治りにくいこと自体も、糖尿病の症状のひとつです。

これだけ挙げた中でも、心当たりがあるかたが、いらっしゃるのではないでしょうか。

もし、どれかひとつでも当てはまるようでしたら、すぐに病院で検査をしてみることをお勧めします。

糖尿病の症状(6)

糖尿病 症状 原因

糖尿病になって血糖値が高い状態が継続しますと、血液の流れが悪くなってきます。

血液の流れが悪くなってくるのを放置しておきますと、症状はどんどん悪化し、合併症を引き起こします。

合併症につきましてはのちほどまた詳しく説明いたしますが、とにかく血液の流れはいつもサラサラでスムーズにしておくべきものなのです。

血糖値が高いということは、血液の中に非常にたくさんのブドウ糖が存在しているということになります。

本来、健康な時の私たちの身体は、食物を取り入れますとまず、胃で分解されてブドウ糖という栄養分が生成されます。

それは、腸から吸収されて血液中へと出てゆき、体中を巡りながら、各細胞へと行きわたるわけなのですが、日々の生活習慣の乱れなどが原因となって、ブドウ糖が血液中に多量に余ってしまうようになります。

これが、俗に言う血糖値の高い状態、つまり糖尿病なのですが、想像がつきますように、血液中にブドウ糖が多量に存在しているということは、どろどろ状態で流れが悪くなっているのですね。

細い血管の中を、どろどろの血液が流れるところを想像してみてください。

どう考えてもスムーズではなく、途中で止まってしまうこともあるでしょうし、一部分は固まって詰まってしまうこともあるでしょう。

血管が詰まることが原因の症状というと、あなたはどんなものが思い浮かびますか。

まずは、手足の先まで血液が行き渡らずに、常時、痺れや冷えがつきまといます。

また、その他の合併症がどんどん出てきて、身体がボロボロになってゆくでしょう。

もしも心臓や脳の血管が詰まってしまったり、切れてしまったりしたら、命を落とす可能性もグンと高くなります。