タグ:糖尿病

記事一覧
  • 糖尿病の予防

    糖尿病は、遺伝的要素が強い病気ではありますが、だからといって、親族に糖尿病のかたがいらしても、まったくなんともないかたもいらっしゃいます。と、言うことは、何かし ...

    2017/06/08

    糖尿病 症状 原因

糖尿病の予防

糖尿病 症状 原因

糖尿病は、遺伝的要素が強い病気ではありますが、だからといって、親族に糖尿病のかたがいらしても、まったくなんともないかたもいらっしゃいます。

と、言うことは、何かしら糖尿病になりやすい体質を遺伝で受け継いでいるとしても、その後の生活習慣によっては、糖尿病を発症しなくても済むのだ、ということでもありますね。

遺伝的な要素はあっても、それだけが原因で誰もが糖尿病になるわけではありませんので、まずは安心してください。

それでは、どのような事に気を付ければ、糖尿病になりにくいのでしょう。

やはり、真っ先に気を付けるべきことは、食事と運動でしょう。

油っこいものや、甘いものを多く摂る食生活もちろんのこと、炭水化物やタンパク質でさえ、食べ過ぎはいけません。

なにしろ、糖尿病の症状が出てくる人の多くは肥満のかただからです。

糖尿病になってしまいますと、今度はそのようなかたも痩せてくるのですが、初期の段階では肥満のかたが多いです。

肥満というのは食生活が原因なわけで、好きなものばかり食べていたり、毎食、お腹いっぱいになるまで食べているためにそうなってしまうのです。

糖尿病になりますと厳しい食事制限もついてまわりますから、お好きなものが食べられなくなってしまいますよ。

また、そのようなかたに限って、運動もほとんどしていません。

運動どころか、家と会社の往復だけが身体を動かす唯一の時間となっているかたも多いです。

特別な運動でなくとも、歩く距離を延ばしていつもより早足で歩くなど、そのようなことで良いのです。

少し血糖値が高めだと言われたかたは、今すぐにでもこれらのことを実行しましょう。

なんらかの症状が表に出るころには、もう遅いということを忘れないようにしてください。

糖尿病からくる合併症(7)

糖尿病 症状 原因

あなたの周りや、お知り合いのかたの中に、糖尿病が原因で手足を切断しなければならなくなった、というかたがいらっしゃいませんか。

または、そのようなお話を、お聞きになったことはございませんか。

初めてそのようなお話を聞いたかたは、大概、糖尿病というのは、ずいぶん恐ろしい病気なのだな、と思うそうです。

しかし、糖尿病の知識があまりないために、手足の切断と結びつかないかたも多いようです。

確かに、血糖値が高いことが、何故、手足を切断することになるのか、解りにくいことでしょう。

これは、やはり免疫が落ちてくることや、血液が血管をきちんと流れてゆかないことなどが、そもそもの原因となっています。

その結果、ほんのちょっとした皮膚の傷から細菌が入り込みますと、どんどん化膿してゆくようになるのです。

やがて皮下組織までも化膿して、最悪の場合は骨までもが腐ってしまいます。

生きているのに、手足が腐ってくるのは恐ろしいことですし、その症状はどんどん広がってゆきますから、切断という方法をとるよりほかに方法がなくなってしまいます。

この手足が腐ってゆく症状を「糖尿病性壊疽」と言います。

壊疽が発症しやすいのは、足が一番多いようです。

最初は、何やら黒っぽいあざのようなものが出来始めますので、今現在、そのようなものが足に出来ているかたは、すぐに病院へ行くことをお勧めいたします。

これもまた、発見が早ければ切断を免れることができるからです。

糖尿病からくる合併症(6)

糖尿病 症状 原因

血糖値が高い状態が続いて、糖尿病と診断されますと、やがて非常に感染症にかかりやすくなります。

これも合併症のひとつです。

何故、感染症にかかりやすくなるのかと申しますと、身体の免疫が弱まってくるからです。

通常、健康なかたが風邪にかかったとして、2~3日、風邪の症状で苦しんだとしても、やがて自然に回復に向かいます。

これは、免疫が正常に働いているお蔭なのですね。

しかしながら、糖尿病になってしまいますと、免疫がちゃんと働かなくなってしまうのです。

それが原因となって、さまざまな感染症にかかってしまうことになります。

たとえば、健康なかたには、なんてことのない風邪のような症状であっても、糖尿病のかたがかかってしまうと、いつまでも長引いてしまうことになるのです。

それが、高齢者のかたですと、風邪から肺炎になりやすく、命を落とす結果にもなり得ます。

また、健康なかたにとっては、まったく無害な菌であっても、糖尿病のかたにとっては害になってしまう細菌もあります。

免疫が弱るということは、そういうことなのです。

ですから、糖尿病そのものが原因で亡くなるかたよりも、こういった合併症が原因で亡くなるかたのほうが多いわけですね。

糖尿病になって、しっかりした治療を行わなければ、どなたでも合併症になってしまいますから、本当に注意が必要なのです。

自覚症状がないからといって油断してしまいますと、いずれ辛い思いをしたあげくに、命を落とします。

糖尿病からくる合併症(5)

糖尿病 症状 原因

糖尿病、つまり血糖値が高いことが原因で発症する合併症のうち、もっとも多くのかたに現れやすいものを「三大合併症」と言いますが、それ以外の合併症も多数、あります。

ある人には、三大合併症よりも、その他の合併症のほうが強い症状で出てくるかもしれません。

三大合併症以外の合併症でも、決して油断がならないものばかりですので、その他の合併症につきましても、よく覚えておいていただきたいと思います。

特に、現在、血糖値が高めのかたは、これから先、細心の注意を払うためにも読んでおいたほうが良いでしょう。

血糖値が高いということは、血液中に糖がたくさんありすぎて、細い血管を上手く血液が流れないということですから、それを考えますと、他に現れる症状もいくつか想像がつくのではないでしょうか。

まず一つには動脈硬化ですね。

動脈硬化は文字通り、動脈が硬化してゆくという症状の病気です。

硬化する原因となるのは、脂肪やコレステロールで、これらが血管の内壁に蓄積してゆくため、血管が硬くなってゆくのです。

硬くなるというのは、丈夫になるということではありませんよ。

柔軟性がなくなり、ちょっとした刺激が原因で切れやすくなってしまうということなのです。

脂肪やコレステロールでいっぱいの血液のなかに、さらに糖分が加わったなら、ただでさえ動脈硬化になりやすいのに、どんどん拍車がかかることになりますね。

そして、心臓や脳の血管が詰まったり、切れたりしたら大変なことになるのは、お分かりですね。

糖尿病の合併症はどれも本当に怖いです。