糖尿病になってしまったら、少しでも体調を整えるために毎日の生活に注意が必要です。
もちろん、医師のアドバイスの下で薬を服用しながら、制限された食事を摂ることになります。
糖尿病の改善は簡単ではありませんが、少しずつ改善していけばいいでしょう。
高齢になると運動をすることが難しい場合もありますから、食事に頼ることになります。
ただ、糖尿病の兆候はもっと前から出ていたはずです。
それを放置していた本人が悪いと言うことでしょう。
インターネットだけではなく、いろいろなところで糖尿病予防の啓発が行われていますが、それを耳にしても自分の事としてとらえることができない人が多いのです。
自分は健康であり、関係ないと思ってしまいます。
糖尿病の難しいところは自覚症状がほとんどないことです。
自覚症状が出たら、すでに進行しています。
そして、それは一生続く病気となります。
糖尿病によって発症する合併症は命の危険が高い病気ばかりです。
長生きをしたいと考えるなら、糖尿病には注意を払ってください。
健康診断では血糖値を毎回測定するでしょう。
その数字が高くなり始めたら要注意です。
医師もその点は指摘しているはずです。
これまでの生活を急に変えることはできませんから、少しずつ改善することを考えましょう。
例えば、食事の内容を変えたり、運動をしたりするだけでもかなりの効果が期待できます。
自分の糖尿病の状態がどのレベルにあるのかを確認することから始めてください。
糖尿病の診断は血糖値の値です。
25を越えると糖尿病と診断されますが、その値に近づいているか、徐々に数値が上がっている人が糖尿病予備軍と表現されています。
まだ、糖尿病になっていませんから、その時点で改善すれば健康体に戻ることができます。
そのためにやらなければならないことはいろいろありますが、難しいことではありません。
血糖値が低い人にとっては当たり前の生活と言えるでしょう。
例えば、食事の量も改善です。
自分が必要とする以上の食事を摂れば、それが脂肪となりインスリンの働きを阻害することになるでしょう。
肥満体質の人が糖尿病のリスクが高いことは医学的に認知されています。
健康診断などでも毎回指摘されている人もいますから、その指摘を謙虚に受け止める姿勢が重要となります。
医師が病気を治すのではなく、自分で治す意思を持たなければ、予備軍はいずれ本物の糖尿病となってしまうでしょう。
決して、自慢できることではありません。
日常生活で極端な食事制限が必要なのではなく、摂り過ぎに注意すればいいだけです。
ただ、現状は摂り過ぎていますから、どこかの部分を減らす努力をしなければなりません。
運動をするのもおすすめです。
太った体をスリムにすればいいでしょう。
糖尿病のリスクは頭ではわかっていても、行動に移すことができないため、予備軍は減少しません。
多くの人が予備軍となっていますが、そこから生還するかどうかは自分で決めることができます。
それが糖尿病の特徴です。
糖尿病の症状には、血糖値が高いことが原因で起こる症状と、それを放置したことが原因で起こる合併症との二種類がありますが、今回は、血糖値が高いことが原因となって起こる症状についてお話したいと思います。
血糖値が高いということが、まず糖尿病の初期段階からの症状のひとつですが、このときに身体に起こってくる変化というのは、とりたてて酷いものではありませんので、一般的には気付きにくいです。
たとえば、あなたも聞いたことがあるかもしれませんが、非常に喉が渇きやすくなります。
いつも水分が不足気味のかたは、気が付きにくいかもしれませんが、今までめったに喉が渇くということがなかったにもかかわらず、喉の渇きが気になってくるようでしたら、要注意です。
また、喉が渇いて仕方がないので、水分をたくさん摂るようになりますから、その分、お手洗いに行く回数も増えます。
何故、血糖値が高くなると喉が渇くのかと申しますと、血糖値が高いという状態は、血液に含まれる糖の濃度が濃すぎるため、身体はそれを薄めようとして水分を欲するのです。
身体はちゃんと警告を出してくれているようなものなのですね。
この症状は、明らかに普段と異なっているにもかかわらず、単に塩辛いものを食べたからだろうとか、暑いからだろうとかで、あまり気にしないかたもいらっしゃいますが、一日だけでおさまるものでもありませんから、何日も続くようでしたら、必ず病院へ行ってみてください。
糖尿病の症状はひとつだけではありません。
糖尿病になりはじめますと、さまざまな症状が出てくるのですが、しかし最初のうち、それらはとくに珍しいものでもなく、痛みなどの耐えがたい不快感が伴うわけでもありませんので、ほとんどのかたが気付くことないまま時間が経ってしまいます。
ですが、よく観察していれば、ご自身でも、なにかいつもとちょっと違うな、という感じはするはずなのです。
そう感じた時に、気のせいだと決めつけずに、念のためであっても病院で検査をしてみることをお勧めいたします。
さて、それでは今回は、糖尿病の症状についてお話いたしましょう。
糖尿病の直接的な原因となるのは、インスリンの不足、もしくはインスリンの働きが弱いということです。
糖尿病の初期段階におきましては、糖尿病そのものの症状、つまり血糖値が高いことが原因となる症状が現れます。
そして、そこで気付かずにそのまま放っておきますと、今度は合併症といって、血糖値が高いままで放置されてしまったことが原因で発生してくる症状というものもあります。
どちらも、糖尿病にはつきものの症状ですが、初期段階の症状でおかしいな、と気づけば、まだそこで食事療法や運動療法などにより回復の見込みはかなりあります。
これは、インスリン非依存型糖尿病の場合ですね。
合併症が起こってくる段階まで進みますと、回復はなかなか厳しいものとなるでしょう。
そして、大変、つらいことなのですが、合併症として出てくる症状は、悲観的にならざるを得ないものが多いです。
だからこそ、糖尿病と診断される以前から、食生活には気を付けなくてはならないのです。