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    糖尿病 治療

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    糖尿病 治療

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    2017/05/03

    糖尿病 治療

糖尿病の合併症その2

糖尿病 治療

2型の糖尿患者であっても、病状が進んでしまうと、インスリンの分泌量が減ることがあります。

また、体がインスリンへの抵抗性を持ってしまって、抵抗性が高くなることで、血糖も高くなるケースがあります。

体内のこのようなインスリン不足状態に加え、風邪などの病気をしたり、暴飲暴食をしたり、ストレスがたまったりして、血糖が著しく高くなると、意識を失います。

これが糖尿病性昏睡です。

人間は、風邪を引いたり、ストレスが与えられたりすると、それらに対抗するため、エネルギーが必要となります。

エネルギーが必要になった体は、肝臓を働かせて、糖を作って、血糖値を上げようとします。

こうして、血糖値が高くなり、元気になろうとしているのです。

これは、もともと体が持っている、自分で自分を治療しようとする自然な反応です。

糖尿病を治療中で、インスリンが足りない状況であっても、血糖は上がろうとしています。

ですから、糖尿病の方では、糖がどんどん溜まっていく高血糖の事態に陥るのです。

インスリンが発見されてから、意識を失うという、この合併症は激減しています。

糖尿病性昏睡が減ってきた代わりに増えてきた合併症が、血管合併症です。

この病気は、比較的、大きな動脈に対して起こる、みなさんもよくご存知の病気の動脈硬化と、細い動脈に起こる、細小血管症があります。

血管病変は、目の病気になって出てきたり、心臓病になったり、高血圧になったり、腎症になったりします。

また、神経障害や、皮膚病なども糖尿病の合併症です。

糖尿病の種類と治療その3

糖尿病 治療

インスリンは、そもそも、膵臓にある、ランゲルハンス島のB細胞という場所から、分泌しています。

ですが、体に侵入してきたウイルスを攻撃するため、自己免疫機能の働きが起こり、そのウイルスを撃退しようとしますが、その過程で、自分の体の細胞もなぜか異物として攻撃してしまうことが原因となっています。

ランゲルハンス島のB細胞がその攻撃を受けてしまうので、結果、インスリンが分泌されなくなるのです。

自己免疫反応が間違って起こることで、インスリンが分泌できなくなり、血液中のブドウ糖を上手に処理できなくなっているのが1型糖尿病です。

ちなみに、このような自己免疫反応は遺伝的な因子が強いと考えられています。

2型糖尿病の方は、治療方法として、1型と同じように食事療法と運動療法、それから、血糖値をコントロールしていきます。

2型糖尿病とは、1型とは少し違って、膵臓からのインスリン分泌量が少ないタイプです。

また、インスリンの分泌される時間、つまり、タイミングが遅いと言う症状の方です。

このような原因で、インスリンの効き方が弱いため、常に血糖値が高い状態になってしまいます。

日本人は糖尿病になる方が多いですが、1型よりも、2型糖尿病の方が多いと言われています。

自覚症状が最初のうちはないので、当然、治療も開始されません。

発症していることに気が付かないで、悪化させてしまう患者さんが多いと言われています。

この2型糖尿病は、糖尿病になりやすい人のタイプがあり、例えば、肥満や過食の方がそうです。

糖尿病の種類と治療その1

糖尿病 治療

糖尿病と言う病気は、自分でわかりにくいことも、症状を悪化させてしまう原因のひとつとなっています。

最初の頃であれば、糖尿病になっていても、自覚症状がありませんので治療も受けない方が多いと思います。

自覚症状がまったくない方であっても、健康診断などで、ひっかかることがあります。

そして、自分は糖尿病であるとわかりますが、どこも悪くないので、そのまま治療もせずに放置されるケースが多いです。

本来であれば、健康診断で糖尿病とわかったら、早い段階で治療をスタートすべきところを、自覚症状がないため、特に病院に行くこともなくやりすごしてしまう方が実に多いのです。

糖尿病は、一度、発症してしまったら、体はどんどん悪くなっていきます。

糖尿病の治療というものは、薬を飲んで完治させることもなく、手術で治すということもありません。

糖尿病の治療と言うものは、血糖値が高くなりすぎないようにコントロールすることです。

血糖値が上がりすぎないよう、普段の食事を改善する、運動をするなど、それが治療となります。

要するに、糖尿病の方は、普段の心がけが治療となるわけです。

具体的に糖尿病の治療法を見てみると、それには3つの方法があります。

まずは、食事療法で、それから、運動療法、そして、薬物療法です。

これらの3つが基本となるでしょう。

中でも、一番、大切なことが、食事療法です。

糖尿病と言う病気は、みなさんもご存知の通り、血液中のブドウ糖が通常より多くなってしまう疾患です。

糖尿病と食事その2

糖尿病 治療

体に良いものばかりなら、沢山の量を食べてもよいのかと言えば、そうではないのです。

「食べ過ぎずに適切な量を食べる」ということは、血中の糖分のバランスがちょうど良くなります。

ですから、血糖値が気になっている方、糖尿病を治療している方にとって、毎回の食事で気をつけなければならないことは、「食べ過ぎずに適切な量を守る」ということです。

それから、1日3食をきちんと食べることは、実は糖尿病患者にとって、とても大切なことなのです。

これは健康な生活をしている方にとって、当たり前のことでしょうが、糖尿病を治療中の方は、食事を1回、抜いてしまうと、次に食べる際に、血糖値が急激に上がってしまいます。

ですから、食事を抜くことは、糖尿病を悪化させてしまう原因となっています。

食事を抜くこともダメですが、食事と食事の間隔が、ひどく開きすぎてしまうと、肥満に繋がります。

食事の時間が開きすぎると、当たり前の話ですが、体が空腹状態になります。

空腹状態の体に、いきなり食べ物を入れると、体はどうなるでしょうか。

体は、次の食事まで、また間隔が開くと思い、それまでにエネルギーをたくさん蓄えようとします。

結果、食事の量はたいしたことがなくても、より多くのエネルギーを蓄え、皮下脂肪がつき、やがて、肥満となります。

仕事の関係で、お昼ご飯が夕方になったり、夕食が夜中になったりする方もいらっしゃいますが、不規則な時間に食べることは、このように体がエネルギーを溜め込みやすくなり、肥満に繋がるのです。